幼稚園と保育園の違いって何?

ママスタ から引用  2015.12.28

 

幼稚園と保育園の違いって何?

幼稚園と保育園の違い

保育園・幼稚園どちらを選ぶべきなのか悩みますよね。大切なお子さんを預けるところなので、保育園・幼稚園の違いについて、ポイントをしっかり押さえておきたいものです。保育園と幼稚園では、どのような点が異なっているのか見ていきましょう!

 

運営している行政の管轄が違う

・保育園・・・厚生労働省の管轄で、児童福祉法により設置された福祉施設です。
・幼稚園・・・文部科学省の管轄で、学校教育法に基づいて設置された教育施設です。

保育所と幼稚園の違いでは基準する法律が異なります。

 

入園できる年齢が違う

・保育園・・・0歳から就学前
・幼稚園・・・3歳から就学前

保育園と幼稚園は、就学前までの間、入園が可能ですが、入園できる年齢に違いがあります。

 

保育園は0歳(生後2か月から入園できる保育園もある)から5歳まで入園できます。幼稚園は満3歳から5歳まで入園できます。

 

入園条件が違う

・保育園・・・保護者が仕事や病気などの理由で「保育に欠ける」子どもが対象(特に公立保育園)
・幼稚園・・・特に入所条件はないのですが、人気のある幼稚園などは適正テストや面接が実施されるところもあります。

 

 

保育時間や休みのシステムが違う

・保育園・・・1日8時間の保育時間を基本としています。夏休みなどの長期休暇なし
・幼稚園・・・1日4時間の保育時間を基本としています。夏休みなどの長期休があり

保育園の場合、保護者の就労状況に合わせて、延長保育をすることができ、1日8時間を越えて預けることができます。また、幼稚園は教育施設なので小学校と同じように、夏休みなど長期休暇があり、保育園は年末年始を除いて長期休暇はありません。

 

保育者(先生の資格)が違う

・保育園・・・保育士(保育士資格)
・幼稚園・・・幼稚園教諭(幼稚園教諭免許)

 

 

職員の配置基準が違う

・保育園・・・保育士1人にあたりの子の人数 0歳:3人、1~2歳:6人、3歳:20人、4~5歳:30人
・幼稚園・・・1クラスあたり専任教諭1人、1クラスの幼児数が35人以下が原則です。

 

入園手続き・入園時期が違う

・保育園・・・入所の申し込みは、市町村の各自治体で対応しています。
・幼稚園・・・直接、希望している幼稚園に申し込みます。

幼稚園は早いところでは、前年10月~11月に入園が決まります。また、幼稚園の一部や無認可保育園では先着順で入園を決定しているところもあります。保育園も幼稚園も、毎年4月が最も多くの新入児を受け入れるタイミングになります。

 

 

認定こども園について知っておこう!

保育所と幼稚園の機能の総合を目指した幼保一元化が実施され、「認定こども園」制度が導入されました。平成27年4月で全国に2800箇所以上の認定こども園が誕生し、26年度よりも2倍以上も増加していると発表されています。保護者の就労の有無にかかわらず、0歳から就学前の子供に幼児教育・保育を提供しています。各都道府県にある認定こども園の情報に関しては、認定こども園の公式サイトをご覧ください。

 

園選びのポイントとは?

保育園・幼稚園どちらがよいということではなく、ママ・パパの思いや教育に関する考え方、子どもの個性などに合わせて施設を選ぶようにしましょう。最近では、園庭を開放していたり、体験保育事業を行っているところも多いので、実際に足を運んで、見学・体験をしてみて決めることをオススメします。

 

深刻な待機児童問題・・・

都市部においては待機児童の問題があります。子どもを入れたくても定員オーバーなどで子どもを希望する保育園へ入れることができなかったり、保育所自体に入れなっかったりという事態が起きています。保育園へ入所を考えているなら、まずはご自分のお住まいの地域の保育園や待機児童の状況などを、市町村に問い合わせましょう。もしも認可保育園に入れなかった事を考えて認定こども園の情報も集めておくようにしましょう。

 

大事なお子さんの預け先です。メリット・デメリットを十分に理解したうえで、ご家庭にあった施設選びをすることが大切です。